アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロの頂上に立ちたい――。4年前からそんな夢を抱いてきた小学6年の女子が今月、5895メートルの頂に挑戦し、成功した。
6歳で富士山を含む山梨百名山を踏破したキャリアを持つ。帰国した11歳の「猛者」が口にしたのは、支援者への感謝の言葉だった。
標高5895メートルの頂をめざして
キリマンジャロ登頂を果たしたのは、甲府市立千塚小学校6年の伴野嶺(ばんのれい)さん。
母親の直美さん(49)とともに、タンザニアの山麓(さんろく)から3日に登り始め、現地ガイドのサポートを受けながら高度を上げていった。
山頂へのアタックは標高約4700メートルの山小屋から。
ヘッドライトを頼りに真夜中の岩山を登り続ける。高山病の危険もあってゆっくり進まなければならず、「暗いし眠気にも襲われて、心細くなった」。
それでも着実に歩みを進め、7日午前7時半ごろ頂上に立った。
「見たことのない景色。今まで生きてきた中で一番うれしかった。夢がかなったんだ。いろいろな人に助けてもらったなあって思い返していました」
山は公園そして遊び場
本格的に登山を始めたのは4…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル